光視症とは、一瞬キラキラ・チカチカとした光が視野の一部を横切る症状を指しています。

ピカピカ光が見えた、ちかちかする、雷のように光った、目を動かしたりしたときに、視界の隅に一瞬だけ見えるなどの表現で受診されることが多いです。両眼とも見えるときも片眼の時もあります。光視症を発症する原因は、主に年齢的変化と共に網膜と硝子体の隙間に生じる後部硝子体剥離と併発して起こることが多いです。両眼で発生することはありません。

その部位が剥がれるとなった場合には網膜が引っ張られる衝撃で光視症が発症します。後部硝子体剥離は加齢が原因で起こるため防ぎようがありません。

もう一つ、光視症の原因としてしばしば見られるものに閃輝暗点があります。閃輝性暗点はキラキラした光のようなものやギザギザした光が見え、時には視野の一部が欠けて見えることもあります。

症状は数十分ほどで治まりますが、頭痛がすることもあり、片頭痛の前兆現象で起こることもあります。閃輝性暗点は片目の視野だけの場合もあれば、両目の視野におこる場合もあり、どちらの目か特定できないこともよくあります。

それ以外にも、網膜剥離・網膜裂孔・眼底出血・ぶどう膜炎など重病の初期症状として発症するリスクがあります。