メニュー

急性胃炎(急性胃粘膜病変)

急性胃炎(急性胃粘膜病変:Acute gastric mucosal lesion)とは、胃粘膜の血流障害により急性胃炎や急性の胃潰瘍ができ、胃痛や吐下血などの急激な腹部症状を発症する病気です。
高齢者や喫煙者に多い傾向があります。

原因

非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)や抗生剤、ステロイド、抗がん剤などの内服、喫煙やストレス、アルコール、食生活の乱れなどが誘因となります。

症状

胃痛、嘔気、嘔吐、腹部の膨満感などがみられます。
ときに、吐血や下血など重篤な出血を伴うことがあります。
また、出血が長く続くことによって貧血が引き起こされる場合もあります。

診断法

胃内視鏡検査によって直接確認します。

治療法

原因となる薬剤があれば休薬したうえ、胃酸の分泌を抑える薬(酸分泌抑制剤)や、胃の粘膜を保護する薬(胃粘膜防御因子増強剤)などを投与します。
また、食生活や喫煙などの生活習慣の改善が重要で、比較的速やかに改善が得られます。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME