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大腸内視鏡検査(大腸カメラ)

日本では大腸がんの患者さんは年々増加傾向にあります。胃がん・肺がんを超えて、日本で一番罹患率の高いがんです。食生活の欧米化が大腸がんの発症リスクの大きな要因のひとつと言われており、今後も増加の傾向が予想されます。また、大腸がんは女性ではがん死亡原因の第1位、男性では第3位となっています。

しかし、大腸がんは早期発見ができれば90%以上が完治できる予後の良いがんです。大腸内視鏡を定期的にきちんと受けることが、大腸がんの早期発見・早期治療に繋がります。

初期の大腸がんにはほとんど症状はありませんが、進行するといろいろな症状が出てきます。

  • 排便の際に出血がみられる、便に血液が混じっている方
  • 便が細くなった方
  • 腹痛がある方
  • 便秘と下痢を繰り返す方
  • 過去に大腸にポリープ、大腸がんになった方
  • 潰瘍性大腸炎やクローン病を患われている方
  • ご家族に大腸がんになった方がいらっしゃる方
  • 過去にその他のがんを患われた経験がある方

検査は、最新機器と鎮静剤を用いますので、以前のような苦しさはありません。
患者様の体調や、病歴、内視鏡検査の経験などを考慮した上で、最適な検査方法をご提案させていただきます。

当院の大腸内視鏡検査の特徴

  • すべての内視鏡検査は、内視鏡専門医である院長がおこないます。
    大腸内視鏡は検査医の挿入方法や技術、経験が患者さんの身体への負担に明確に表れます。当院では患者さんの苦痛を最小限に抑える努力を行い、優しい検査を心がけております。

  • 鎮静剤を使用することにより、リラックスした状態で苦しくない内視鏡検査が可能です。
  • 当院ではリカバリー室(検査後回復室)を完備し、検査後は鎮静剤が覚めるまで安全にお休みいただき経過を観察します。
  • 最新式の細くて硬さを変化することのできる内視鏡を使用し患者様の負担を軽減します。
  • 大腸検査前の下剤(腸管洗浄液)の服用を院内で行うことも可能です。
  • 検査時に、その場で大腸ポリープ切除(日帰りポリープ切除)が行えます。
  • 検査中には、炭酸ガス(空気よりも吸収が早い)発生装置を使用することで 腸内ガス貯留による検査後のおなかの張りや痛みを軽減します。
  • 土曜日の内視鏡検査も可能です。
  • 胃内視鏡との同時検査が可能です。
    同時に検査を行うことにより検査前日からの食事制限、検査日の予定調整、病院での待ち時間、通院回数などの、患者さんの身体的・時間的・経済的な負担を軽減します。
  • 当院ではFUJIFILM社のLASEREO7000を導入しています。
    これは、特殊なレーザー光を使って、大腸内部を詳細に観察することができるBLI・LCIを採用しているものです。これにより大腸がんなどの深刻な病変を早期に発見する可能性が高まります。大腸がんは早期に発見することにより、根治治療ができる可能性が高い種類の疾患です、特に早期に発見ができれば体に負担の少ない内視鏡での治療が可能です。

検査の流れ

検査前日

夕食はなるべく午後8時頃までに食べ終わってください。それ以降は何も食べないでください。水分は普通にお取りください。消化の悪い物(海藻類、キノコ類、こんにゃく、胡麻、脂肪の多い肉類、種が多いフルーツ)は、避けて下さい。
夕食後、夜9時 ピコスルファート液(下剤)全量を、コップ1杯(水200ml)の水に入れて飲んで下さい。
普段から就寝前に薬を内服している方は、いつも通り内服してください。

検査当日

朝食は食べないでください。お水、お茶、スポーツドリンクなどの水分は摂取していただいても構いませんが、牛乳・コーヒーは控えてください。
心臓疾患・脳疾患・甲状腺疾患・高血圧の薬を普段内服されている方は、内服してください。血圧が高い場合など、検査が出来なくなる可能性があります。
糖尿病薬、漢方薬は服用しないでください。
朝のインスリンは原則中止してください。
抗血栓薬・抗血小板薬などの血液をサラサラにする薬を内服されている方は休薬・継続の判断が必要ですので、必ず医師にお伝えください。
検査前に、眼鏡、時計、指輪、アクセサリー、口紅、マニキュアなどは外してください。
脱着しやすい服装でお越しください。
朝から腸の内容物を洗い流す目的で洗腸剤マグコロール(下剤)1800mlを30分~2時間で服用してください。だんだん水様便になりますが、便が出なくなりましたら来院ください。

検査前

来院後、検査着に着替えていただきます。
ご希望時応じて鎮静剤(麻酔)・鎮痙剤を注射してから検査を開始します。所要時間は10~20分程度です。

検査後

検査前後の喫煙は、ふらつきの原因になりますので控えてください。
鎮静剤を使用した場合、院内での安静後も鎮静剤の影響がありますので、検査当日の自動車やバイク、自転車の運転などは控えていただく必要があります。

病理組織検査をおこなった場合には、結果が出るまで2週間ほどのお時間を要します。検査結果は内視鏡で撮影した画像をご覧いただきながら詳しくご説明させていただきます。
がんのため、定期的な内視鏡検査は非常に重要です。

費用について(※検査料のみのお値段です)

  1割負担 3割負担
大腸内視鏡(観察のみ) ¥2,000前後 ¥6,000前後
大腸内視鏡+病理組織検査 ¥3,000-5,000前後 ¥9,000-15,000前後
大腸ポリープ切除 ¥6,000-8,000前後 ¥18,000-24,000前後

※使用するお薬や手技内容によって費用が前後します。

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