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胃ポリープ

胃ポリープとは、胃粘膜に発生した隆起病変のことをいいます。
一般的な胃ポリープとしては、過形成性ポリープ、胃底腺ポリープがあります。
また、特殊なものとして胃腺腫などがあります。

胃底腺ポリープ

ピロリ菌がいない胃粘膜に発生する、周囲粘膜と同様の色調を示すポリープです。
癌化することはほとんどありません。

過形成ポリープ

過形成性ポリープは、ヘリコバクター・ピロリ菌の感染した胃で認められる萎縮性胃炎の粘膜に発生しやすいポリープです。
発赤が強いことが多く、大きさは10ミリ以下のものが多いですが、ときに30ミリ近くのものも認めます。
過形成性ポリープを認めた場合には、胃がんや胃腺腫などが併存している可能性があるため、注意が必要です。
また、まれではありますが、過形成性ポリープががん化(5~10年経過観察下で1~2%)することもあります。

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