下痢
下痢の原因は2つのタイプがあります。
一つは浸透圧性下痢と呼ばれるもので、食べ物による腸の水分吸収の低下でおこります。
甘いものや脂っこい物、アルコール、コーヒー、炭酸飲料の過剰摂取が原因になります。
もう一つは、分泌性下痢・運動亢進性下痢と呼ばれるものです。
感染性腸炎、潰瘍性大腸炎、クローン病、虚血性性大腸炎などの炎症性腸疾患、甲状腺機能亢進症などホルモンの疾患、自律神経と密接な関係の過敏性腸症候群などが原因になります。
また、大腸がんで大腸の狭窄が強い場合には、水分しか通過できずに下痢症状をきたすことがあります。
発熱、腹痛、血便、体重減少などを伴う場合には特に注意が必要です。
考えられる疾患
診断法
詳しく問診し、腹部を触診します。
必要に応じて大腸内視鏡検査、腹部超音波検査、腹部CT検査、腹部レントゲン検査、血液検査を行います。