腹痛
腹痛には内臓痛と体性痛があります。
内臓痛は、下痢の時などに過剰な腸の運動(蠕動)によっておこり、間欠的な痛みとなります。
体性痛は、急性虫垂炎(盲腸)や消化管穿孔(穴が開くこと)など重篤な病気で、炎症が増悪し内臓を包んでいる腹膜に波及しおこり、持続的な痛みとなります。
また胃がん・大腸がんなどの悪性腫瘍では、初期ではほとんど症状はありませんが、進行すると腹痛を伴ってくることもあります。
考えられる疾患
など、消化器の病気が考えられます。
その他、心血管系の病気や泌尿器科、婦人科、心療内科の病気などが考えられます。
診断法
詳しく問診し、腹部を触診します。
必要に応じて胃内視鏡検査、大腸内視鏡検査、腹部超音波検査、腹部CT検査、腹部レントゲン検査を行います。
血液検査で炎症所見や肝機能、腎機能などの内臓の数値を確認します。